『伝説の男』
 

「Mr.デンジャー」

松永弘光というプロレスラーがいた。

今はステーキハウスの店長。ステーキよりもハンバーグの方が旨いという、皮肉なお店の店長だ。

彼の現役時代は「デスマッチ」であった。

武器、火、火薬、爆破はあたりまえ、毎日が流血瀕死の戦いであった。

中でも際だっていたのが「ピラニアデスマッチ」「ワニデスマッチ」といったものだ。文字を見ただけでご想像いただけるであろう。

他にはサソリを武器に相手に立ち向かうという斬新な荒くれ技を編み出したこともある男だ。

もはやプロレスではない。

 

中でももっとも度肝を抜かれるのは「W☆INGダイブ」と言われるものだ。

これは後楽園ホールの2階席から1階にいる敵に向かっての飛び技である。

ようするに2階からジャンプする自殺行為である。
その高さ約10m。ジャイアント馬場5人分の高さからの飛び降りである。

いざダイブ!そして着地とともに鈍い音。

彼はそのまま担架で運ばれて行ったとか行かなかったとか。

プロレス界伝説の男・男の中の男

彼こそがショーマンであると私は考える。